● 「アジサイの七変化」のように、回りの環境で変わってしまうものの特集です。

 

 

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「企業のモラル」という言葉はいつの頃から使われ始めたのでしょうか。
「世界の企業モラル番付け」というユニークな調査結果を発表しているのは、スイスの
ジュネーブにある6社によって設立されたコバレンス社です。

その評価には、企業自身が出すデータだけでなく、新聞、雑誌のほか、NGO、大学、
労働組合による情報などを使って多方面から分析しています。
2005年の1位は英国の製薬会社グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithkline)、2位は
米国の製薬会社メルク(Merk)、3位は米・製薬会社ブリストル・マイヤーズ・スクイブ
(Bristol Meyers Squibb)でした。日本の企業では、総合ランクでトヨタが6位に付けて
います。またエンターテイメント&レジャー部門ではソニーが2位に、シャープ松下などが
4位、5位と上位に顔を出しています。

この結果は何とはなく理解もできますが、モラルに対する日本語が道徳ということから
考えますと、企業の規模はあまり関係ないような気もしますが。法律を遵守することが
すなわちモラルが高いとは、日本人は思わないでしょう。私もそのひとりです。

企業は社会の公器とも言われ、昔とちがい高い公共性といわゆるモラルが要求される
ようになってきました。しかし、現実は昨今の大企業が公共性どころか悪質な犯罪行為を
犯してまで利益の追求を繰り返しています。

資本主義の一面の顔という経済学者もいますが、これは経済活動の問題ではなく、
企業の判断セクションにいる人間の道徳観の問題だと思います。道徳観といいましても
くだんの国会議員のように法律に基づいて適正に報告しているから、中身を開示する
必要はないと突っぱねるような道徳観の認識ですから、昔の道徳観とは似ても似つかない
ものになったな、という感があります。

企業にモラルを求めるのは、釈迦に説法のようなもので、まるでナンセンスであると言う
人もいます。企業とは、法律に抵触しない範囲であれば、「いかなる利益追求もその存在
目的に叶っているのだ」程度の公器と定義づけたら実態をよく表していて分かり易い
のかも知れませんね。

 

 


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